社長と社員のふたりごと#116
社長のひとりごと
今回は最近、読んだ本についてです。この年になると「若さ」という言葉がとても気になり『70歳が老化の分かれ道」(和田秀樹著)の内容は人生の終焉を迎える事を想像して今心がけておくべき事柄が述べられていました。その内容は年齢ではなく人間の生き方を教えてくれているものでした。
どんな事でもいいから、ほんの少しでもいいから、誰かと協働し、誰かの役に立ったり、誰かに必要とされていると感じ、その事に価値を見いだしながら高齢になっても働き続ける事、そしていつまでも現役意識を維持する事が誰にでもできる老化防止の薬なのだそうです。言い換えれば、老若男女、人生の生き方の指針ととらえた本に感動した私でした。
私は個人の賀状は年一度だけのご挨拶になりつつある知人、友人とのお付き合いを体力、知力がある限り続けたいと思っていますがどうなることやら...。
社員のひとりごと
今回のひとりごとは杉村泰教(営業部門)です。
現代人がおちいる「デジタル健忘症」とは何か。
引用:月刊誌 ニュートンより
長時間のスマホ使用が「単なる物忘れ」ではすまされない「デジタル健忘症」を引き起こすことが懸念されています。「ちょっとした事でもインターネットで検索する、覚えておくべき情報をとりあえず写真に撮っておく」といったことはないでしょうか。こうした状態に慣れた私達の脳は、記憶機能の一部をデジタル機器に依存し、記憶力が低下してしまう状態が「デジタル健忘症」です。 私達が脳で記憶するものの中には、「初めて会った人の名前」「スーパーの商品の値段」など、必要な時間だけ覚えておく「短期記憶」とその短期記憶の一部を繰り返し思い出すことで情報が脳内で安定化され、簡単には忘れない「長期記憶」となります。スマホを外部装置として脳の代わりに使っているとこのような脳の記憶回路が使われなくなり、「得た情報をすぐに忘れて思い出せない」という状態におちいりやすくなり、デジタル機器の使い過ぎによって認知症のような症状を「デジタル認知症」や「スマホ認知症」などと呼ぶこともありますが、医学的に定義された言葉ではなくスマホの使い過ぎによって現れる症状をわかりやすく表現したものです。
「感想」スマートフォンが普及して10年以上が経過し現代には欠かせないアイテムだと思いますが、スマホを使うようになってからは字を書くことが減り、記憶力の低下やうっかりミスが多くなったと自覚しています。学生時代に物を覚えようと字を書いてアナログで覚えてきた記憶があります。デジタル健忘症とは言え、まったくスマホを使用しないのは現実的ではないですし、生活や仕事に支障をきたすので、デジタルとアナログをバランスよく保って生活することが大切かと思いました。