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社長と社員のふたりごと#97

2021-05-20

社員のひとりごと

今回のひとりごとは錦戸真理(営業部門)です。

まいどなニュース「お庭にやってきた天使のような茶トラの子猫 致死率ほぼ100%といわれる病から奇跡の生還」より引用

2019年6月、宝塚市のある住民から自宅の庭に小さな子猫が居ついていると言う相談が入った。現場へ向かうとすぐに生後2カ月程の元気そうな茶色の子猫を確認でき、子猫を保護し、NPO法人動物愛護・福祉協会60家の保護シェルターへ連れて帰りマイケルと名付けた。その後マイケルは隔離期間を経て、他に保護している子猫たちと対面。すぐに仲良くなり、友達ができた。マイケルの里親募集を開始するとたくさんの家族から声が掛かり、宝塚市在住のある家族に里親になってもらうことになった。当時、高校2年生だった娘さんは、猫との生活にずっと憧れていてトライアルを経て、「カイ」という新しい名前をつけてもらい、正式に家族として迎えられた。娘さんは元々保護猫に興味を持っていたこともあり、この縁で当団体のシェルター掃除のボランティアとして来てくれるようになった。

掃除に来てくれた日はカイの近況を教えてくれ、相変わらず元気なカイの様子を聞くと、優しい家族に迎えられて良かったと私もほっこりしていたが、ある日、いつものように掃除に来てくれた娘さんが浮かない表情で「カイちゃんがご飯を食べなくて元気がないんです」と話しかけてきた。動物病院で血液検査を受けると、致死率99・9%と言われているほどの難病FIP(猫伝染性腹膜)の可能性があると伝えられた。この治療はとても高額で費用が100万円近くするのだ。後日、彼女の母親から娘さんが「自分のこれまでの貯金を全て使っていいから治したい」と頼まれたという。治療を開始すると全く食べなかったカイの食欲が徐々に戻り、数日後には奇跡的に元気な時と同じ食事量になり、高い所へ登ったりとみるみる元気になった。その後、娘さんはカイの闘病をきっかけに獣医師を目指し、この春に大学に進学した。カイは何事もなかったかのように元気に家族と一緒に暮らしている。

最近ではペットに癒しを求める人が多く増えていますが、それに比例をして飼育放棄が問題視されています。ペットを飼う事は命を預かる事にもなるのですが、最近ではジモティーなどで「犬を渡したい」という広告を目にします。命を命とも思わず縫いぐるみ感覚で衝動買いをしたのでしょうか?命ある動物のお世話には手間もお金もかかります。医療が発達し、ペットの寿命も延びています。看病や介護が必要になっても家族としてその労力や時間を惜しみなく費やすことができますか?全てを理解し、愛情をもってその責任をまっとうできる人がペットと幸せに暮らす事ができると思います。動物にも感情があります。ペットを受け入れる時、今一度考え、少しでも無責任な飼育放棄がなくなる事を願ってます。

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