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社長と社員のふたりごと#74

2019-06-20

社長のひとりごと

代表取締役 錦戸利枝

最近のニュースの話題に24時間コンビニが営業短縮になり始めたとありました。私もスーパーでバーコードにて会計をしますが、AI利用による様々な生活環境の変化には驚きを感じます。弊社も受注全てが電話ではなく携帯電話でのインターネットやラインになっていくことは時間の問題だと思っています。であれば販売店としての役目をしっかり持つ事、例えば商品知識を広くしていくべきだと思い、受注業務新人もメーカー講習を受けることに決めました。

社員のひとりごと

今回のひとりごとは稲葉淑仁(営業部門)です。

3K(キツイ・キタナイ・キケン)――そんなイメージを持たれがちな建設業界。人手不足も深刻化する中、塗装工事会社「ユーコーコミュニティー」(厚木市)では女性の塗装職人「塗装女子」の数が急増しているそうです。

そこで働いているSさん。足場の組み立てなど力仕事をする時や、高い場所にペイントローラーが届かない時は男性との差を感じることがあるといいますが、「男性の職場だからこそ、女性であることがプラスに働くことも多いんですよ」と。又、「女性だと話しやすいね」と施主様に喜ばれることもあるそうです。

同社が塗装女子を増やすことに成功したそのカギは、採用への考え方を転換したことにありました。「うちは正直、まだ小さい会社で、働きやすいとは言えません」。そう明かすのは、同社の阿部真紀社長。当初は「働きやすさ」をアピールしていましたが、実際の働き方とのギャップに戸惑い辞めていく新入社員が少なくありませんでした。そこで「働きやすさ」ではなく「働きがい」を追求していく方針に転換しました。

まずは、「塗装はアート。実は、カラフルで華やかな業界」と新たな魅力を見出し、ターゲットに定めた美大生たちに「好きなことを仕事に活かせる」と呼びかける一方で、冬は寒さで夏は暑さで現場は大変なことや、ペンキで体が汚れるといったことも正直に話し、仕事のイメージのギャップをなくそうとしたのです。

その結果、女子美大生の就職志望者が増えるにつれ、職人に占める女性の割合も高くなったそうです。

建設業界も人手不足という中で男性だけのイメージもいまや女性でもできる仕事となりつつあり、悪い業界のイメージを魅力的なイメージに転換することと、大変さも伝えることで、ギャップの差をなくすことでの離職を減らし、塗装の視点をアートと魅力あるものへ転換することも人手不足解消のひとつだと感じました。

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